Amazonのレビューはなかなか当てにできない.中には商品購入の参考になる情報もそれなりにあるのだが,なにせ「このレビューは参考になりましたか?」の投票結果があるとしても有象無象のレビュアーのレビューからノイズをフィルタするのが難しい.Amazon.co.jpの場合は『奇跡の詩人』の件や『千と千尋の神隠し』のDVDの件などもあってますます字面以上の情報の吟味ばかりが強いられる状況にある.星の数も評価基準がバラバラなので信用ならない.特に「原書は素晴らしいが翻訳がどうしようもない」というような日本語の本では,原書の内容でよい評価がされている場合と翻訳が駄目すぎる点で悪い評価がされている場合とが一緒くたなので,こんなバラバラな評価の平均をとるとさらにわけがわからなくなる.私はAmazonのレビューが信用しにくい原因のひとつがレビューのフォーマットと星による評価というインタフェースの中にあるのではないか,と以前から考えていた.
この手のレビューというのは商品を褒める評価をしても,評価に内容が伴わないケースが多くなりがちのような気がする.本のレビューの場合なら,本の内容にただ頷くだけ,というような形である.逆に商品を批判すると今度は揚げ足取りになるケースも多いだろう.商品のいい点と悪い点を1つの文章にまとめるのはなかなか大変だし,内容云々以前に「素人が何を偉そうに」という印象を持たれてもおかしくない(自分はどうなんだ?).こうした問題はレビュアーの質というよりも,1人のレビュアーが1つの文章にまとめるというレビューのフォーマットが原因になっているように思える.古典的な解決策はフランクリンの功罪表をそのままインタフェースに応用してみる方法だろうか.
星については代替案を出すのが難しい.価格.comのPCや家電製品などのように評価基準がいくつかはっきりしていそうなものがあればそれらを多面的に評価すれば何とかなりそうだが,本はこの基準が本のジャンルや著者などに強く依存してばらつくだろうからあまり賢明な策とは言いがたい.直観的な商品の質の判断が難しくなるというリスクを背負うが,いっそのこと星はなくてもよいかも知れない.
メールアドレス画像の大量生成スクリプトについて思った以上に反響がある.これだけではOCRなどにかけられたらすぐ読み取られそうなのでもっと細かい芸を使った方がよいかも知れない.単発でよければHandmailもある.
ちなみに画像化については請負先の意向がある.私自身の判断で作るならHTMLエンティティ生成の手法とJavaScriptの組み合わせで念には念を入れるつもり.
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